古伊万里：江戸中期蕎麦猪口小振ぐい呑み若葉？石畳？
時々見かけるこの文様は何？若葉文？石畳文？解らないままご紹介しました。すいません。口径6.5㎝、全高5㎝の小振、溢れそうで100cc、口縁1㎝手前で80cc、ぐい呑みにぴったりです。
江戸中期の小振蕎麦猪口、70g、見込の白磁が綺麗、小振で手に収まる感じ、いい感じです。でも...微妙に楕円気味でお腹が出ていて...(テーブル上では微揺れ、手で回すと駒の様に回ります)柔らかなコースタ-を使うと座りは安定します。
口縁厚外角に1㎜弱の釉アタリがあって...かろうじて爪にかかる程度なので、このまま使えます。気にならない方におすすめです。
呉須濃淡滲等多少ありますが、上がり発色は綺麗です。発色は彩度を少し控えた落ち着いた色です。
現代の蕎麦猪口形が蕎麦猪口と呼ばれ、一般的になったのは江戸後期以降です。大阪の蕎麦が江戸に入り、喉コシの良い美味しい蕎麦になって、蕎麦つゆを入れる器として生産されて...蕎麦が庶民に普及してからでした。(江戸中期の蕎麦猪口は、向付として生まれました)(お膳文化は、多種多様な器を生み出しました)
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江戸中期、1730-1750年代前後D6.4㎝(6.6) H5.1㎝ W70g状態 ほぼ完品        （口縁厚み外角に1㎜未満の釉アタリ、画像参照）
傷ではありませんがご確認下さい
微妙に楕円気味で高台中央部が下がり気味(座りにガタツキ、回る、柔らかなコースター使用で解消）見込・高台に制作時の釉クッツキ有、画像参照極小灰振・釉切・凹凸・呉須濃淡滲散・ムシクイ多少(滲気味は口縁下部、高台圏線の一部)
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江戸初期に日本で初めて磁器が生産され伊万里と呼ばれました。(1610年代)
江戸時代の伊万里全てを古伊万里と呼ぶことが多いです。
(現在の佐賀県有田周辺で作られ伊万里港から出荷)
江戸中期の伊万里は当時の高級品でした。殆どの日本人が伊万里の存在さえ知らなかった時代です。(当時器は木製、漆器、陶器が主流、一握りの富裕層のみ使用)
江戸後期に入ると伊万里は中流階級にも普及していきます。価格高低の多様化が始まります。
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